HEAVEN SHALL BURN

 HEAVEN SHALL BURNは、1996年にドイツはザールフェルトで結成したメタル/ハードコア・バンドだ。デスメタルとハードコアの影響を受けたブルータル・サウンド、そしてヴィーガン・ストレート・エッジの思想を含めたポリティカルな歌詞が彼らの持つ最も大きな特徴。『俺たちはBOLT THROWER、AT THE GATES、EARTH CRISIS、DAY OF SUFFERING、KREATOR、NAPALM DEATH、MERAUDER、DISMEMBER、PARADISE LOSTを同時に聴いてきた』と公言していることからも知ることができる。
 同郷のCALIBAN、MAROONと共に "ドイツの3大メタルコア" と括られることも多いのだが、CALIBANがメロディーを重んじるメタルコアに進化し、MAROONがメロディック・デス・サウンドへと傾倒していく中、彼らだけはストイックなまでに初期のブルータル路線を突き進んでいる。骨の随まで震わす冷徹なメロディーとブルータルなリフ、究極的にタイトなリズム、そして地獄の底から轟くかのようなスクリームこそがHEAVEN SHALL BURN節なのだ。

 1998年にDEEDS OF REVOLUTION RECORDSから1st EP「IN BATTLE THERE IS NO LAW」、2000年にLIFEFORCE RECORDSより1stアルバム「ASUNDER」、同レーベルより盟友、CALIBANとのスプリット「THE SPLIT PROGRAM」、2002年には、2ndアルバム「WHATEVER IT MAY TAKE」をリリースする。その後、CENTURY MEDIA RECORDSへと移籍を果たし、2004年に3rdアルバム「ANTIGONE」、2006年に4thアルバム「DEAF TO OUR PRAYERS」、2008年に5thアルバム「ICONOCLAST」を発表。

 ほぼ2年おきというコンスタントなペースで作品をリリースしており、2010年には6枚目のスタジオ・アルバム「INVICTUS」が完成。前作「ICONOCLAST」の続編であり、第2部がDVD作品「BLINDERSTURM」で、この「INVICTUS」が第3部となる。
 本作はMaikとAlexの2人のギタリストによるセルフ・プロデュースで、THE HAUNTED、AUGUST BURNS RED、DARK TRANQUILLITYらの作品を産み出したデンマークにあるTue MadsenのAntfarm Studioにて制作された。『Tue Madsenは俺たちのサウンドを理解している。よく知る人物と一緒に仕事をしていると、自分たちのサウンドをより一層引き出すことができるし、気楽に進歩していけるんだ。そうじゃなかったら、アルバムをレコーディングする上で毎回新しい人と取り組んでいくのは、俺たちには向いてないよ』とギタリストのMaikは語る。
 こうして完成した本作は、ブルータリティーをまったく損なうことなく、これまでにないほどメロディーを取り入れているのが印象的だ。非情なまでに攻撃的なパート、ドラマティックに響くパート、それぞれがお互いを引き立てている。さらにエレクトロを意欲的に導入した曲や、DEADLOCK女性ヴォーカリストのSabine Wenigerをゲスト・ヴォーカルにフィーチャーするなど、大幅なスケール・アップが施されており、6枚目のアルバムにしてバンド史上最高傑作を作り出したのは間違いない。

 「ICONOCLAST」の日の丸を彷彿させるアートワークからも察せられるように、HEAVEN SHALL BURNはかなりの親日家だ。これまでに2度の来日を経験しており、2005年に行われたINDEPENDENCE-D、2007年のBLOODAXE FESTIVALではヘッドライナーを務めている。そして待望の3度目の来日が、前回と同じくBLOODAXE FESTIVALでの堂々たるヘッドライン・ツアー。その鬼神の如き怒濤のライヴ・パフォーマンスが、今夏、日本に襲いかかる。

MEMBER

Marcus Bischoff / ヴォーカル
Maik Weichert / ギター
Alexander Dietz / ギター
Eric Bischoff / ベース
Matthias Voigt / ドラム

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