HEAVY HEAVY LOW LOW

04年初頭、カリフォルニア州サン・ノゼ出身で結成されたHEAVY HEAVY LOW LOW (以下HHLL) は、まだ平均年齢20歳そこそこのバンドだ。ドラマーのChristopherとベーシストのAndrewのFritter兄弟をリズム・セクションに、ギタリストのDan Rankin、ヴォーカリストのRobert Smithを加えた4人編成である。結成当初は、バンド自身の音楽を探求しながらスクリーモ・ユニットとしてスタートする。『俺たちの本当のサウンドとは何かってことに気づくのに、結成から1年くらいかかったよ。アイディアを全部かき集めて作ったのが "Inhalant Abuse" って曲で、そこから俺たちの方向性は決まったんだ』とChristopherは言う。

HHLLは、3度のアメリカ・ツアーにて、THE FALL OF TROY、NUMBER 12 LOOKS LIKE YOU、ED GEIN、THE WARRIORS、PROTEST THE HERO、THE BLACKOUT PACTらと共演を果たし、それらのツアーでHHLLの音楽に共感するファンを得ることができた。
FERRET MUSICとの契約に成功した彼らは、Casey Bates (PORTUGAL. THE MANGATSBY'S AMERICAN DREAM) をプロデューサーに迎え、デビュー・アルバム「EVERYTHING'S WATCHED, EVERYONE'S WATCHING」の制作に入った。
アルバムのリリース前後、HHLLは怒濤のツアーをこなす。THURSDAY、HORSE THE BAND、TERA MELOSらと共演し、その結果「EVERYTHING'S WATCHED, EVERYONE'S WATCHING」は、全米で20,000枚以上のセールスを記録した。まったくの新人にして奇怪なサウンドをプレイするバンドにもかからわず、この人気はまさに異例と言えるだろう。

08年6月、2ndアルバムとなる本作「TURTLE NIPPLE AND THE TOXIC SHOCK」レコーディングのために、バンドはSam Puraと共にThe Panda Studioに入る。やがて出来上がった作品は前作をはるかに越えたとんでもないことになっていた。
『俺たちは何も音楽の勉強なんてやっていない。ただできるだけ奇妙なものを作ろうとしていただけなんだ』そうドラマーのChristopherは語る。しかしながら、彼らの演奏は何の音楽の訓練をしていない人間の演奏だと言われて、とても頷けるものではない。ハードコア・パンクの初期衝動、デスメタルの激しさが染み込んだノイズを上塗りし、インディー・ロックの緩さ、そしてカオスへと誘うアレンジメント.....それらが幾重にも重なったコラージュをHHLLは作り出す。それがどれだけ複雑なものであるか、とても言葉で言い表すことはできない。
「TURTLE NIPPLE AND THE TOXIC SHOCK」リリース後、HORSE THE BAND、MIKOTOらとツアー。このあまりにも奇妙なバンド名が全世界に浸透するのも時間の問題だろう。

MEMBER

Robert Smith / ヴォーカル
Dan Rankin / ヴォーカル、ギター
Christopher "Chrif" Fritter / ドラム
Andrew "Roo" Fritter / ベース

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