LOWER DEFINITIONの今後

昨年、12月17日に最新アルバム「THE GREATEST OF ALL LOST ARTS」をリリースしたLOWER DEFINITIONですが、ここのところ解散の噂が立っています。それに対するバンドからのオフィシャル・ステートメントが以下です。

『まず最初に、LOWER DEFINITIONの将来については100%どうなるか決まったわけではないということが言いたい。2人のメンバーがバンドを辞め、 残ったメンバーで実際に今後どうするかについて、少し考える時間を取りたいと思ってる。自分たちが7年間も続けてきたことを一時的にでも休止させないといけないということは、言葉では表現できないほど厳しいことだよ。 俺たちは、最初のショー以来サポートしてきてくれているファン、最近好きにになってくれたファン、素晴らしい全てのファンのみんなに感謝したい。たくさんのファンが、俺たちがここでとバンドを終わらせて欲しくないと思っていることは分かってる。だから、とりあえず俺たちが音楽活動をやめるつもりはない、ということを伝えておきたいんだ。

この最近のメンバー脱退は重要かつ異質なものなんだ。なぜなら一番古い、このバンドを築き上げてきた中心メンバーである2人が辞めてしまったという状況だからね。TinoとStefanが辞めてしまってから、俺たちは未だこれから先やらなければいけないことがあると気付いたんだ。 ファンから見たら、バンドを辞めたいのに何故ツアーをやったりレーベルに所属したりしているんだと思うのは理解できる。でも “成功” というものに対しては、それぞれが違った物差しをもっているものなんだよ。

新しいドラマーと新しいベース・プレイヤーを探してきて活動を続ければいいじゃないか、と思うかもしれない。でも今回はそう簡単にいかないんだ。俺たちは、今後自分たちがどんなゴールを定めるのかを決め、その考え方が同じメンバーと一体になって進んでいく作業が必要だからね。俺たちの最新アルバム「THE GREATEST OF ALL LOST ARTS」のコンセプトは、シンプルに心からの本当の、正直な気持ちを音にしたもので、それが正に、悪い意味で状況に反映された形となってしまった。この音楽業界に対してもっと違った見方ができる人にとっては魅力的なんじゃないかと気付いたんだ。

正直なところ、このアルバムのために何ヶ月も話し合ったり、作ったりしたことが無駄になったことは災難だと思ってる。俺たちは100万枚CDを売ってプラチナムにしようなんて考えてなかった。でも、人によって成功の意味は違うし、メンバー内でもその違いはあったんだ。俺たちは、ファンのみんなが俺たちの音楽を楽しんでくれて、この声明文も理解してくれていると思っている。俺たちがCDを作っているのは、俺たちの音楽を楽しんでくれているみんなに借りを返すような気持ちでやっていることだ。そして、君たちファンが、俺たちが音楽を辞めたくない理由なんだ。でも、今後をしっかりとやっていくには、少し時間が必要になってしまうかもしれない。俺たちは、自分たち自身に、そして君たちに対して正直でありたいし、今後のことに関しては、妥協をして進むという選択はしたくないんだよ。

誰が新しいバンド・メンバーになるかは分からないし、いつになるかも分からないし、いつバンドとしてカムバックできるか分からない。それにLOWER DEFINITIONという名前で活動を再開するかどうかも分からない。でも、新しい冒険は絶対に、眠れない夜や指の痛み、喉の痛み、手の水ぶくれを伴うようなものになることになるのは間違いない。そして最後には、君たちや、たくさんの人たちが喜んでくれるようなものが作れると思う。俺たちはアーティストとして俺たちの音楽が大海の中の一滴に過ぎないということに気付いたんだ。それでも俺たちは、君たちファンのために全てをささげたいと思う。本当に色々ありがとう。そして、俺たちが戻ってきた時、君たちにも戻ってきて欲しい』
 

解散なのか、活動休止なのか、とりあえずの決断は保留ということでしょうか。最新アルバムが、昨年リリースのスクリーモ/ポスト・ハードコアの中ではダントツの完成度だっただけに、バンドの存続を祈りたいです。